関節の矯正についての見解②


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一瞬系矯正についてはまとめたので、最近主流の優しい・ソフトな・じんわりした矯正について。

基本的に一瞬の矯正のような怖さがなく受けやすいです。一瞬系の矯正が動きにくい方向に動かすという外部からの力によって矯正するのに対して、じんわり系は動きやすい方に誘導する事で身体の反応を利用して矯正します。

 

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じんわり系矯正が優れている事

1.急性期の痛みを抑える事に長けている

痛くなってすぐの時は痛みのセンサーが反応して筋肉や筋膜を縮こめます。縮まった筋肉や筋膜から発する痛みが消える方向に体勢を変えてジーっと待つことで縮こまりが消えて、痛みのセンサーも落ち着き痛みが緩和します。

2.効果が長持ちする

筋膜という筋肉を含めた身体全体をラッピングする組織があります。状態を記憶する性質があるため固まったら固まりっぱなしです。筋膜は最低45秒くらい伸張しないと緩まないため、じんわり系矯正が効果的です。一度筋膜を緩めるとその状態を記憶するので長持ちするわけです。

3.お客様の負担が少なく力まずに受けれる。

一番はこれに尽きます。矯正は力んじゃうと効果が半減します。やんわりリラクゼーションのような感覚で受けてもらえるというのが術者としてもいいかなと思います。

 

じんわり系もその部分そのパターンの症状で使い分けます。大きくわけて矯正は『一瞬系』と『じんわり系』があります。その部分そのパターンでベストなのはどっちか?という事はあってもどちらの矯正が優れているかという事はありません。全体像に対しての手技セレクトが施術センスであり結果に直結するところなんでしょう(ー▽ー)

ただ経験上言える事は、ボキボキ完全否定の方に限ってボキボキ出来ないがちで、ボキボキ出来るのにやらない人に限ってゴットハンドがち(整体師が整体師に思うあるある)

ひとつ身体を任せる人の判断基準にしてみては(ー▽ー)

 

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